恋愛、婚活

口にしたくない男、口にしてほしい女。

 

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 少し前になるが、タレントのダンカンの妻・飯塚初美さんが乳がんで亡くなられた。

 ダンカンさんはスポーツ紙にて、「ママリン、オレ一緒になるとき、『ママリンより阪神とお笑いの方が好きだから』と言ったけど、オレ嘘ついてたよー!
 やっぱママリンが一番好きだよー!!」というメッセージを寄せたそうだ。

 この話、男の立場からすれば、本当に奥さんのことを愛してたんだなあという感想しか持たないだろう。ただ、女性の立場からすれば、奥さんは生きているうちに旦那さんからこの言葉を聞きたかったんじゃないかなあと思う人も多いはず。

 どうしても女は言葉を欲しがる。「好きだ。」、「愛している。」と言われたいらしい。言葉を聞けば、自分は愛されているって女は実感するのだ。逆に男はそんな女に対して、態度や素振りをみれば分かるだろうと言わんばかりだ。

 だから、男と女は平行線になってしまう。お互いの気持ちが分からないとすれ違い、最後には破滅だ。このパターンで別れたというカップルは星の数だけいると思う。

 例に漏れず、このパターンの破局を経験した私は、できるだけ恥ずかしがらずに、相手に「好きだ。」や「愛している。」と伝えるようになった。当たり前だが、照れるし恥ずかしい。けれど、言わなければ伝わらないことは絶対にある。

 サッカーにはアイコンタクトという言葉がある。目を見れば、相手のしたいプレイがわかるというものだ。男と女の間でも、アイコンタクトができるのが理想だ。

 しかし、ある友人は、男と女は全く別の生き物だと言う。考え方も違うし、体の作りも違うからだ。だから、言葉にしてしまわないと伝わらない。男と女の間ではアイコンタクトは土台無理な話なのだ。それを踏まえて、男はできるだけ女に自分の気持ちを言葉で伝えなければならないし、女も男が伝えやすい環境を作らなければならない。

 そうは言っても、そんなことを軽々しく言えないとか、俺は外人じゃなくて日本人だとか、照れて恥ずかしくなってしまうという男がほとんどなのが現実だ。

 言葉での愛情表現は、こっぱずかしいのでできるかぎりしたくない、けれど、相手のことはちゃんと想っているよとは伝えたい。無茶苦茶、わがままな願望だ。でも、方法がないわけではない。じゃあ、どうしたら良いのか。結論から言えば、生活していく中で、デートの中で相手をちっちゃく喜ばせることが大事だと思っている。

 大きく喜ばせるとなるとお金もかかるし、知恵も使わなければならない。けれど、小さなサプライズならそれほど難しいわけではない。例えば、彼女が行きたがっていたレストランに予約をいれるのはどうだろう。たった電話、一本だ。さほど難しくはない。

 また記念日に花をプレゼントしようと考えたとしよう。普通の男は大きな花束をイメージしがちだ。けれど、小さなブーケなら、500円~1000円くらいで売っている。それくらいなら、袋に入るので目立たないし、経済的な負担も少ない。実行もしやすい。

 大事なことは、ちっちゃくても「あなたのことをちゃんと考えているよ。」というメッセージが相手に伝わる方法を取ることだ。いくら、心の中で大事に思っていても、独りよがりの振る舞いだと相手には伝わらない。

 「釣った魚にえさをやらない。」ということわざがある。釣り上げているんだから、もう自分のものだという意識があるのかもしれない。しかし、釣り上げていても、えさは必要だ。

 なぜなら、えさを食べなければお腹がすく。すると、えさをくれる人のところに行くのが自然だ。けれど、ちっちゃく喜ばせることは、釣った魚には十分なえさとなる。もし、あなたが言葉による愛情表現が苦手なら、やってみてはどうだろうか。

 あなたが考えているより、簡単に「愛してる。」を相手に伝えることができるだろう。

  

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ではまた次回、さらばじゃ!!

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