なぜ、彼はあなたとの話し合いで黙り込んでしまうのか。

最近、話し合いについて、質問されることが多かったので、僕の考えをまとめておきます。先日、質問をしてくださった方たち、うまく伝えられなくて、ごめんなさい。もし、これを読む機会があれば、参考にしてもらえると嬉しいです。

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彼女が話し合いをしたい理由

女性が話し合いを求める理由は、2つ。1つ目は、本当の意味での、話し合い。例えば、結婚のことをどう考えているのか、彼に不満や直してほしいことがあって、お互いに折り合いをつけるための話し合い。

2つ目は、話し合いというのは、建前で、本当は、彼に自分の気持ちを聞いてもらって、スッキリしたいというもの。この場合は、彼は話を聞いてあげればよく、下手な解決方法は求めていないことがほとんど。

だいたいの場合、この上記2つが混在した気持ちになってます。で、どちらの割合が大きいかで、流れが決まってきます。だから、あなたの立場で考えれば、どっちの気持ちが大きいか、ちょっと自分の感情を眺めてみることが大切です。

話し合いではなく、彼氏に話を聞いてもらいたい

もし、2つ目の気持ちが大半なら、彼に断りを入れてから、話をしましょう。「ちょっと聞いてくれるだけでいいから」と。長時間でなければ、彼もたいがい聞いてくれます。過去にもお伝えしたことがありますが、男性は女性のオチのない話を聞くことが苦手。ついつい解決策を提示してしまいます。

だから、断りを入れて聞いてもらいましょう。すると、相手もあなたの意向が分かっているので、聞きやすいです。改って、話し合いをしたいみたいに言ってしまうと、相手もなんとなくでも身構えてしまいます。で、彼に聞いてもらいにくい状況にあるときは、女性の友人に聞いてもらいましょう。

もしくは、専門家です。友人の場合は、共感がほしいわけですから、女性のほうが良いと思います。

話し合いをして落としどころを探したい

問題は、1つ目ですよね。マジで、彼の本音が聞きたいとか、あなたの不満を直してもらいたいケースです。ここでよく出てくるケースとしては、彼が黙ってしまうというもの。自分としては、責めているつもりは全くなく、ただ、私の希望をもっと考慮してほしいとか、私のために直してほしいと思っているだけなのに、彼が黙ってしまって、話にならないというケースも含まれます。

まず大前提として覚えておいてもらいたいと思うのは、男性は責められていると感じやすいということを覚えておいてください。

話し合いに応じない

①打てども、打てども、全く響かない男

これは女性の伝え方にも問題があるから、こういった男になってしまうこともあるのですが、誰かに何かを言われても、気にならない、むしろめんどくさいと思う人はいます。私は彼女、特別な存在なのに、意見を聞いてもらえないんですか？　と思うかもしれません。

けれど、会社でもそうですが、めんどくさいことに対しては、黙って、嵐は過ぎ去るのを待とうという考え方の人もいます。話の内容がなんとなくめんどくさいし、自分の意見を言ったら、よけいにめんどくさいことになりそう。だから、黙っておくという感じです。

そもそも、こういった男性は、最初から、聞く耳を全く持たないという人もいます。

話し合いで黙り込む理由

②女性ほどの頭が早く回転しないから黙る

僕は、このタイプです。どういうことかといえば、相手が言っていることに対して、なんとお返事するのが適切なのかわからなくなる、だから、黙るしかない。もしくは、女性のほうが頭の回転スピードが早いので、女性の会話のペースについていけなくて黙らずを得ないというもの。

女性からすれば、相手からの返事がないので、ついついキツい言葉で畳み掛けてしまうんですね。ただ、男性は適切な返事を考えるから、黙ってしまうわけで、悪意はありません。だから、なかなか返事がない場合や、答えに窮している場合は、待ってあげるなり、後から聞くことも大事です。

女性は、話すと聞くが同時にできる脳です。だから、女性の会話スピードは早いです。しかし、男性の脳はそうではないです。基本的に、男性は、交互に話します。だから、本気を出した女性の会話スピードには、ついていけないのです。

あなたと彼は話し合いが成立するカップルではない

③そもそもあなたと話し合いができる関係ができていると思っていない

付き合っているのに、なぜ？　と思うかもしれません。女性は、お付き合いして、カラダの関係を持ったら、身も心も許せる関係、特別な関係になったと思います。だから、付き合っていることを理由に、自分の恋愛観をもとに、彼にいろいろ求めてしまうわけです。

けれど、男性は、心とカラダは分離しています。だから、カラダの関係を持ったとしても、心を許せる関係になっているかどうかは、また別の話なのです。あなたも、たいして仲良くない人に、お前のここがイヤだから、直してほしいと言われたら、ムカつきますよね。

それと同じです。確かにそうだったとしても、すんなり聞き入れられる男は、そんなにいないでしょう。男性の高いプライドが邪魔して、反発されるだけです。

これは、結婚も同じです。たとえ、あなたと彼が3年付き合っていたとしても、彼が結婚を考えられる関係になっているかどうかはまた別の話です。関係が深まっていくかどうかは、時間の経過と一致しているわけではないので。

昔、お付き合いしていた女性を、デートの帰り、毎回、自宅に送って行ってました。確かに将来、結婚できたらいいねくらいの話をしていましたが、けれど、まだ自分としては、関係を構築する時期と思っていました。

けれど、ある日、彼女に怒られたんです。「なんで、送ってくれたときに、軽くでも、挨拶してくれないの？」と。　もちろん、簡単に相手の親に会う人もいますが、僕はそういった考えの持ち主ではありません。

親に会う＝いつ結婚してもいい相手、というイメージだったんです。彼女としては、結婚する気があるなら、それくらいしてくれて当然という感じでした。少し例が良くなかったかもしれませんが、あなたが結婚をしたいと思っているからといって、彼もあなたと結婚して大丈夫と思っていないかもしれません。

それどころか、あなたとは結婚できるかどうか分からない、あなたとは結婚を考えられないと思っているかもしれないんです。そんな彼に向かって、結婚したいとか、結婚について話をしたいと思っても、彼がのってこないのは、当然ですよね。もちろん、話し合いにならないです。だから、黙ってしまうんです。もしくは、話が進まないんです。

彼に直してもらいたいところを伝えるとか、結婚の話について話し合うケースについては、ふたりの関係がどのくらい深まっているか、よくよく彼の自分に対する言動を観察する必要があります。